のけもの恋がたり~稀血の娘とあやかし狐~【単話】
糸川一成
「約束したはずだ――――俺の生きる意味になると」
時は大正。明るくけなげな女学生の春園アメリは実は特別な”血”を持ち、それを狙う妖たちに襲われてしまう。
それを助けたのは、”覇軍”なる組織に属する、軍人・暁。寡黙な暁には、妖狐の母を持つ半妖であるという秘密がある。
”のけもの”同士の孤独が二人を結び付け、暁はアメリのことを命を懸けて妖から守ることになる。傷ついた暁を癒やすのもまたアメリの力で……。
血と恋が香り立つ、大正ラブファンタジー!!