いばらの呪い師
望月朔
大谷久
ラノベ
第4回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作! 帝都を舞台に知恵と暴力が激突する、超異能バトル!
竜騎士07イチオシ! 審査員特別賞受賞作!
「怪人三日月卿、あれが目障りだ」帝都治安維持局“鬼灯機関”の指令・桜下屍人は告げる。帝都で暗躍し、次々と未解決事件を引き起こす怪人三日月卿を捕まえねば、孤島に兄妹揃って島流しにする、と病葉兄妹の兄・九郎に宣告する。
力を暴発させ、街を火の海にしたこともあるほどの“呪い師”――病葉兄妹の妹・夕日をうまくコントロールして、全能の力を持つと称する三日月卿の謎を暴き、逮捕しろと言われた九郎は、ひとり、人里離れた釈迦堂こるりの店を訪れる。
九郎は知っていた。
時計店を営む彼女が、かつて“怪人三日月卿”だったことを――。
怪人三日月卿を名乗る者の正体は誰か?
人々が翻弄される能力の秘密とは?
目標を拘束する鎖の力をもつ病葉九郎。ワナにかかった者の身動きを封じる“水銀蜘蛛”や狙った相手を焼き尽くす“炎獄蝶”を用いる病葉夕日。対するは式神を操り、空を飛び、巨大な機械人形を動かし人を化かす犯罪の天才・三日月卿。
謎が謎を呼ぶ超ヒット作『うみねこのなく頃に』『おおかみかくし』で知られるあの竜騎士07がゲスト審査員をつとめた第4回小学館ライトノベル大賞、審査員特別賞受賞作!
帝都を舞台に知恵と暴力が激突する、超異能バトル!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。