作者 : 月森あいら 3件
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伯爵夫人は妖艶に笑う ~浪漫的乙女の夢のその先~
月森あいら 花綵いおり
- 雑誌:
- それいゆ文庫
わたくしの、お友達――大正12年。家族の愛を知らない乙女は、薔薇の微笑みを湛える貴婦人に恋するように溺れていく。
大正12年。志真子爵家の長女・佐代子は、厳格な祖父、祖父に頭の上がらない父、それに血のつながらない母や腹違いの妹と暮らす女学生。母や妹からの嫌がらせをものともせず、書生のレンを心の拠り所に日々を過ごしている。そんな彼女の前に現れたのは、社交界の花・鏡月夫人。薔薇園で出会ったその人の美しさに、佐代子はすっかり心を奪われてしまった。『美と教養の象徴』との誉れ高い夫人は、佐代子を「お友達」と呼び、夜会や芝居へと夢のような広い世界へ連れ出してくれる。佐代子の場違いな服装や発言もすべて受け容れてくれる夫人。家族の愛も、実の母すら知らない佐代子は、優雅で慈愛に満ちた夫人に、まるで恋するように溺れていく。だが、佐代子がようやく得た平穏な日常は、祖父の不可解な急死によって一変する―― -
ギレナとファニタ――姉妹で世界、裏切ってこ!
月森あいら ちょめ仔
- 雑誌:
- それいゆ文庫
わたしと一緒に、世界を裏切ろうよ! 夢で「姉さま」はそう言った。魂の共鳴。わたしはなんだってするし、なんだってできる――
「姉さま」がわたしの手を引いている。父さまが追いかけてくる。母さまが泣いている。それでもわたしと「姉さま」は駆け続けている。不思議と辛くはない。むしろ楽しいくらい。でも、この世界には行き止まりがある。その先には行けない。なのに、「姉さま」は、世界の向こうに行っちゃお!と言い放つ。そんなことをしたら、世界を裏切ることになるはずなのに、「姉さま」と一緒なら、なんだってできる気がする……。ファニタは、また同じ夢を見た。新月になると決まってみる夢。同室のララに心配されながら、ファニタは今日も「都市ゲッタ」の女性たちを守るために女軍賊の一人として、日々奮闘していた。そんなある日、ファニタが管区で起こった揉め事の仲裁に入ると、一方の女性に突如「妹!」と抱きしめられる。彼女の名はギレナ。ファニタと同じ『我が娘』と縫い取られた、色違いのレースのハンカチを持っていた。両親が死に、妹を探すためにゲッタ中を捜していたという。懐かしいような、離れがたいような感情を抱きつつ、にわかには信じがたい。やがてギレナは、軍長のマカレーナにファニタと同じ軍賊に入営すると言い出して……
運命に抗い、世界の存続をかけて戦う少女たちの近未来SFバトルファンタジー。 -
姫さまはいつも、死体の上に立っている。 ~後宮入りで最強になりました!~
月森あいら カズアキ
- 雑誌:
- それいゆ文庫
なにしろ姫さまは、死体と聞けばなにをおいてもすっ飛んでいくのだから――。変わり者の姫さまと侍女を待ち受けるのは……?
鏘明国の名門貴族の娘・佩琴は、変死体の死因解明が大好きという変わり者の姫さま。死体発見の報を聞けば、なりふりかまわず飛び出していくので、腹心で乳姉妹でもある雪娜は振り回されてばかり。そんなある日、変死体の偽装を佩琴が見破ったことから、二人は事件に巻き込まれていく。次々と見つかる変死体、巡捕官衙(警察署)に現れた美しい青年、不審すぎる状態の死体、そして闇から現れた謎の獣。鍵は後宮にあると見抜いた佩琴は、雪娜を伴って入内を決意。真っ赤な花嫁衣装に身を包んだ佩琴と嫁入り行列一行が宮殿の門をくぐろうとすると、そこにも変死体が! 怪しい帥哥《イケメン》たちや、何やら企む嫣然たる美女、そして謎の獣が入り乱れる伏魔殿で、佩琴と雪娜が大暴れ!!