生き返るまで、死ねない。度が過ぎるお人よしの40男・信一郎は、自身の半端な優しさが招いたトラブルから唯一の生きがいである一人娘を守ろうとして刺されてしまい、死後の国で目を覚ます。「生き返って娘を助けたい」と懇願すると、案内人を名乗る女は「あの山を登れば現世に戻れる」 「ただし一度登り始めたら、登り切るまで死ぬことはできない」と告げ…圧倒的な筆力で描く、“死に戻り”ダークサバイバル巨編。