作者 : 安野モヨコ 3件
-
安野モヨコ選集
安野モヨコ
第二章(全3話67P)を初収録した決定版
デビュー35周年を記念し「安野モヨコ選集」プロジェクト、始動。
遊郭の世界を丁寧に描き、映像化もされた『さくらん』が第一弾を飾る。
本作は、2001年から2003年まで「イブニング」(講談社)にて女性読者に向け連載された時代劇漫画だ。今回の選集では、2005年に特別掲載された幻の第二章(計3話・計67ページ)を初めて単行本に完全収録。最新の印刷技術でカラーもモノクロも原稿から版面を細部まで美しく再現。
さらには、著者が描きセレクトした江戸の美人画も巻末に収載。
耽美な世界を存分に味わえる、特別な一冊をお楽しみいただきたい。
人より多くもらうものは 人より多く憎まれるーー
そこは嫉妬が渦巻く女の世界。
身売りされた幼ききよ葉は、やがて吉原の花形へと上り詰める。
気性の荒さと器量。知性と策略。
花魁として生きる術を身につけたきよ葉がトップに立つのは、たやすいことだった。
だが、華ある世界の裏側は、過酷だ。
型破りなきよ葉に敵は多く、幾度となく罰を受け、傷めつけられ、貶められる。
気の強さの影に見え隠れする、折れそうで、でも苦しいほどにまっすぐな心。
本作を読み終えた後はきっと、
「自分らしく生きる」
「たくましく生きていく」
そう、思えるに違いない。 -
安野モヨコ ANNORMAL
安野モヨコ
安野モヨコの30年を詰め込んだ決定版
『さくらん』では、才ある者の孤独と他者からの嫉妬を、『働きマン』ではかくべきモノと求められるモノの狭間での葛藤を、『鼻下長紳士回顧録』では「創作とは何か」への問いを、巧みな表現力で訴えた。
安野モヨコが描く漫画は、どこまでも心をえぐる。
異常なほどの連載を抱え、走りに走った安野の筆が突然止まったのは、およそ10年前のこと。一体、何があったのか。
華々しい作品の裏にあった苦悩と葛藤、世間からの批判によるダメージ等、心が壊れるほどに、描いて描いて描きまくった果てのことだった。その安野が復活を遂げ、2020年4月には、デビュー30周年の展覧会も開かれた。
展覧会の図録を兼ねた本書では、作品に加えて安野自身にも深くフォーカスし、作品の根源にある作家の人間性を、代表作の原画や設定資料、イラストレーションとともに紹介する。
歴代編集者やアシスタントの証言、夫であり監督・プロデューサーの庵野秀明の言葉、そして安野本人によるロングインタビューも収録し、安野モヨコの作品と人に迫る。
単行本未収録作品、幻の漫画、さらに、「FEEL YOUNG」に異例の2号連続掲載となった、
貴重な読み切り版『後ハッピーマニア』も特別収録! -
安野モヨコ STRIP!
安野モヨコ
人気漫画家安野モヨコ、初めての原画集。
1989年に漫画家としてデビューして以来、同じ人物が描いたとは思えないほどさまざまな作品を発表し、読者を驚かせ続けてきた安野モヨコ。ストーリー、絵の強さ、リアルな描写に「まるで自分のことのよう」と、安野作品に等身大の自分を見てきた人は数知れません。
今回の画集では、初めて単行本化された『ハッピーマニア』をはじめとし、『さくらん』『働きマン』『シュガシュガルーン』などの人気作をメインに、『花とみつばち』『ジェリーインザメリィゴーラウンド』ほか、『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』の原画や、描き下ろし作品も収録します。
そして!!
過去に3回だけ連載され、単行本化されずにお蔵入りしていた「第二章」の3話分を、特別に全ページ公開します!!
描くことに常に真剣勝負で、自分に厳しい課題を課し続けてきた安野モヨコ。著者初めての原画集!!