作者 : 今慈ムジナ 5件
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時をかけてきた娘、増えました。
今慈ムジナ 木なこ
- 雑誌:
- ガガガ文庫
未来からの娘、来る。え? 一人じゃない?
気になるクラスの女の子、安達藍に話しかけることもできず、特別なことなど何もない高校生活。
でもある日、自室に発生したワームホールから、未来から来た僕の娘が現れる!?
「わたしは安達七彩。大女優、安達藍の娘です」
未来から娘が来たこと。そして奥さんが、あの安達!?
混乱する僕をよそに、七彩は安達と僕をくっつけるために奔走する。
そのお陰か、安達とも少し親しくなり未来への希望が見えた、ある日の夕方。
七彩と公園を歩いていると……
「あたしとママがいながら一体どういうわけ!?」
また突如現れたワームホールから、別の娘が現れた!!
僕が未来で浮気しているかもしれないということはさておき、もう一つの運命の相手に出会いに行くことに。
まさか、これが未来での浮気につながるんじゃ……?
――運命の相手が二人!?
今、未来の娘も参加した、時空や恋がみだれるラブコメディが開幕する!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
血と灰の女王 -善悪の彼岸-
今慈ムジナ バコハジメ
- 雑誌:
- ガガガブックス
理外の畜生を狂気で制すダークヒーロー譚!
狂気と理性の男、狩野京児。狂気を貪り、理性で猛る――己の命さえもゲームの天秤にかけ、獣のようにヴァンパイアを狩る日々にいた。
その夜も「千里眼」と呼ばれるヴァンパイアを嬲り、断末魔の叫びを堪能していたが……死に際の千里眼が「数日のうちに、お前は大切なものを失う」と京児へ予言する。
――翌日、京児に潜入調査の命令が下される。ユーベン側のヴァンパイア「鯨井慧」との共同調査だった。
慧が語るには「とあるもの」が《ダークウェブ》を通じて、販売されているらしい。銃器、ドラッグ、殺人依頼、食肉用人間の手足に紛れ……「遺灰物(クレメイン)」が取引されていた。流通元を探るため、廃墟になった街へ向かう京児と慧。
そこで待ち受けていたのは獰猛で狡猾なヴァンパイア――ではなく、人間の悪意が蔓延るブラックマーケット。シリアルキラー同士を殺し合わせる「殺人闘技場(ファイト・クラブ)」だった!
法では裁けぬ畜生を、狂気を狂気で、悪を悪で制するダークヒーロー活劇!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
路地裏に怪物はもういない
今慈ムジナ やまかわ
- 雑誌:
- ガガガ文庫
平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
一つの時代が終わろうとしている。
高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖れた怪異は、誰しもがネットで正体不明を暴けるものとなった。
そんな幻想の余地がなくなった現代社会で、十代の少年少女を中心に不可思議な現象が起きる。
――乖異。
己が妄執こそが真の現実だと主張する、突如顕れた新たな病魔。現実から乖離し、現実とは異なる理で世界をねじ曲げる現象。乖異によって引き起こされるは、「死者のいない」猟奇事件。導かれるように集ったのは、過去に囚われた三人。
絶えた怪異を殺す少女・神座椿姫。
空想を終わらせる男・左右流。
そして、世界に残された最後の幻想である少年・夏野幽。
一連の事件に「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異とかかわっていくことになる……。
終わる平成。最後の夏。最後の幻想。
旧時代と新時代の狭間に問う、新感覚伝奇小説 がここに。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
年下寮母に甘えていいですよ?
今慈ムジナ はねこと
- 雑誌:
- ガガガ文庫
これからは私があなたのおかーさんです♪
「私は寮生みんなの母親です。だから、優斗さんも気兼ねなく『おかーさん』と呼んでくださいね♪」
不思議な学生寮に住むことになった天涯孤独の高校生・四ノ宮優斗は、中学生にしか見えない寮母の九段下あるてにそう告げられる。しかし、現在社会を生きる男子高校生が、年下の女の子に「はぁい、おかーさん! バブバブー! オギャオギャ!」なんて天地がひっくり返っても言えるわけがない。
それは、親戚中をたらい回しにされた過去から自立をモットーにして生きる優斗にとってはなおのことだ。だが、そんな彼の気持ちとは裏腹に、あるての甘やかし攻撃は留まるところを知らない。
「おかーさんが耳かきしてあげます!」
「おかーさんが添い寝してあげましょう♪」
「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」
なんだこの安心感は……? これがおかーさんに甘えるということなのか……?
……いや! でも! 絶対に! 年下の女の子に甘えたりなんてしないんだからねっ!!!
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞『ふあゆ』の今慈ムジナがたどり着いた新境地! 甘やかしたがり年下寮母と自立したがり高校生が織りなす、新感覚バブコメここに爆誕!!
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ふあゆ
今慈ムジナ しづ
- 雑誌:
- ガガガ文庫
本当の自分を探す、新時代の黄昏怪異譚。
心因性相貌誤認症――
他人の顔を誤認識してしまう病を抱えた少年・龍胆ツクシ。曖昧な世界を生きる彼だが、犬頭の祖父、ガゼル頭の幼馴染、絵画頭のクラス委員長、貝類頭の後輩に囲まれながら、平和な日々を送っていた。
ひょんなことから、ツクシは連続猟奇殺人事件の現場を目撃してしまう。そこに佇んでいたのは、ハシビロコウ頭の怪人。もちろん警察に通報するのだが、彼の証言が信用されるはずがなかった。自身の役立たずぶりを改めて実感しながらも、彼は「自分にできることはなにか」を考え始める。
そんなとき、夕焼け色をした怪異の少女が目の前に現れる。ツクシが久しぶりに認識した自分以外の顔は、記憶の中のとある少女と瓜二つのものだった。奇妙に思いつつも、懐かしいその顔に、彼はつい気を許してしまう。
「ジブンタチはジブンになりたいのー、なのでジブンを教えてください!」
本当の自分を探すという怪異の少女との出会いをきっかけに、彼の世界は徐々に変化していく――。
ゲスト審査員に渡 航を迎えた、第10回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。気鋭のクリエイター・しづがイラストを担当。
自我と認識の問題を巡る、新時代の黄昏怪異譚がここに。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。