追放令嬢からの手紙~かつて愛していた皆さまへ 私のことなどお忘れですか?【単話】
マチバリ
田中ててて
中條由良
これは、1通の手紙から始まる報復の物語。
悪の令嬢・リーナが国外追放されてから5年――
元婚約者であり、彼女を断罪した王太子の元に、リーナから手紙が届く。
まるで断罪などなかったかのような文面に、王太子は苛立ちを隠せなかった。
時を同じくして、庶民出身の王太子妃、幼なじみで親友だった伯爵令嬢、王太子の近衛騎士――リーナの追放に関わった者たちにも同様の手紙が届いていた。
怯え、軽蔑、喜び――真意は様々であったが、手紙をきっかけに彼らはリーナを探し始める。
それが、平穏な日々からの転落の始まりであるとも知らずに。