時は大正時代。女流小説家・朱知は執筆のため訪れた邸宅で、一人娘と暮らす研究者・蒲井博士と出会う。彼が開発した、全てを治す「覆水香」には秘密があって…!? 月刊flowersで話題沸騰!気鋭の耽美派が描く、幻想ミステリィ。収録作「覆水を盆に返らす香のこと」