｢目をつむって、想像して、お前が今から俺とすることは、あいつとすることだよ｣。
あたしの好きな人は目の前にいる人じゃない。君が好きだというこの人の感触を知ることで、私は君との情事を想像する。そしてこの感触を、そのまま君に伝えるから…。まだ君のこと諦めなくてもいいですか？

好きな人が義理の姉になった。一つ屋根の下にいるってだけでドキドキなのに、家族は俺たち二人を残して、旅行に行ってしまった！　冷静を保ちたいのに、無自覚にかわいい姉さん。こんな人と今晩二人きりなんて…。爆発寸前の俺の平常心を壊す出来事が、今夜起こる―――!?

閉塞的な男子校で、自分からさそってセフレになったおれと澤根。女が恋愛対象の澤根にとって、おれとは体の関係だけ。だから、おれが澤根を好きだなんて伝えちゃいけないんだ。いつか別れる時がきても、ちゃんと受け入れるから。せめてそれまで、体だけでも気持ちよくなって…。

私の人生に恋は必要ない。だから私は婚活パーティーであっさり婚約相手を決めた。
優しくて気遣いもできて私の家族も大切にしてくれる、理想のパートナー。私の人生にくるいはない。だけど、そんな私の順調な人生が、少しずつほころび始める。彼と再会さえしなければ…。

酒グセが悪いことが原因で一方的に別れを告げられたあさひ。女だって居酒屋が好きだし、高級レストランにつれていってほしいわけじゃない。酔っ払った姿を見せたっていいじゃない！
｢俺に流されればいのに｣。なんて、乱れた私の姿を見ても、あなたはまだ、そんなことを言ってくれますか？

｢長身になったら出直してきて！｣そう言い放った私の言葉どおり、見事コンプレックスを克服した後輩の三樹。以来、私にずっと告白してつきまとうようになっているけど…ないないない！三樹とつき合うなんて想像できないよ！　こんな日常が当たり前、なんて思っていた私に!?