神様、運命の人がいるというのなら、意地悪せずに教えてください――。
小さい頃からずっと一緒だった匠兄が地元を離れると聞き、ようやく自分の気持ちに気づいた朱莉。こんな気持ち気づかなければよかったの？――でもこの時、匠兄を想う私がいるように、私を想ってくれる人がそばいることを、気づかずにいたのです…。

ずっとキミを見ていた。豹への想いなんて早く諦めちまえと思ってた…。でもキミはその恋を叶えてみせた。だからこの想いはオレの心の中だけに留めておけばいいと思ったんだ――。でも、今夜こうしてキミがそばにいる。なあ、熊倉…、一回だけでいい。オレに熊倉をくれ―――…。

高校時代、曖昧なまま別れてしまった元カレと再会し、再び彼とつき合い始めた千星。
だけど彼と会う時は決まってセックスする時だけ…。あたし、セフレじゃないよね？
弱いあたしに声をかけてくれたのは、あたしのことが好きだという職場の年下くん。
この手をとってしまっても、いいの？

私にできることって何？もっと経験豊富な編集者なら、先生の力になれたの？
イタミハルトの言葉にショックを受け、一人部屋を出る里菜。そんな里菜を心配して、あとを追いかけてきた先生から突然のキス――。私を落ち着かせるためだけのキスなのに…なんでこんなにあったかいの？

私、持田栞那。これまでずっと彼氏のいない生活に突然、春が訪れようとしています！
クラスの王子・瀧本くんと、ずっと友達だと思っていた漣太郎からまさかの同時告白！
嬉しくてドキドキして大切にされて…とっても幸せだけど、私はどちらかの手を離さなければいけない日が来るの―――？

仕事では鬼のように怖い上司の諏訪さんとおつき合い中の七瀬。自分の前でだけ見せてくれる優しい顔や、二人で決めた秘密の合図が増えるたび、ますます好きはつのるばかり♪
でも、今日の諏訪さんはなんだかちょっと様子がヘン？怒って見えるのは、私が何かしてしまったから――？

クセ者揃いの生徒会の活動は多岐にわたる。SNSの配信や交通安全指導、そして今回、生徒会長の卯月 華が提案したのは「恋愛禁止」を校則に盛り込むこと!?　この提案に役員たちはどう反応する!?