金成陽三郎 桜沢鈴
その少女は、誰とも触れ合うことができない… たとえ誰かを愛してしまったとしても、手をつなぐことすら許されないのだ。それが、彼女の持って生まれた運命。少女の名は榊鈴蘭。 彼女は、この世に生を受けたときから、“孤独”とともに、ある“使命”を背負っている。
寒村のはずれの祠で起きた、美しい未亡人の変死事件―。民俗学者になりきれずに刑事になってしまった男が、村の奇怪な風習にからんだ事件の真相に挑む!!