ジュニア文庫
ジュニア文庫の作品 122 件
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ホルンペッター
雨都雪 工藤舞
期待の新人、デビュー作!
野島春生は小学六年生。最近、自分には何かが足りないという不安と焦りを覚えながら過ごしている。
あるとき、母に連れて行ってもらったライブでトランペットに 出合い一目惚れ。やってみたいと両親に相談するが、なぜだか、母からホルンのマウスピースを渡され、ホルンを練習することになってしまう。納得いかないままホルンを始めた春生だったが・・・・・・。自分自身のこと、親友たちとのこと、悩み多き小学生男子の友情と成長の物語。
第1回小学館ジュニア文庫小説賞 金賞受賞作品。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
りばーさいど ペヤングばばあ
さくらいよしえ 山本さほ
謎の老婆と少年の笑いと涙の成長物語。
主人公・少年いるかは、小柄な小学五年生。けんかや競争、スポーツなど戦うもの全般が苦手で引っ込み思案なヘタレ男子。
ある日、たま川でうっかりフライングディスクを暴投、廃材を組み合わせた手作りハウスに住む“ペヤングばばあ”の住処に落としてしまう。
ペヤングばばあは、怪しい謎の老婆だが、実はさがしもの探偵を生業としており、「ペヤングソースやきそば」が大好物。こっそりディスクを回収にいったいるかは、運悪くばばあと鉢合わせ。そこで、なぜだか「さがしもの探偵」を手伝わされることになる。がんばれば、ばばあ特製アレンジの激旨「ペヤングソースやきそば」を食べさせてもらえるので、いるかも断れなくなっていく・・・・・・。
さまざまなさがしものを依頼してくる個性豊かな人々。彼らのさがしものをばばあの超アナログかつ専門的な技術を伝授されながら、探していく少年いるか。さがしものにこめられた思いや人間ドラマを見つめることで、少年いるかは少しずつ大人になっていく。そして、偶然に見えたばばあとの出会いは、実は必然であったことを少しずつ知ることになる・・・。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。