ビッグコミックオリジナル
ビッグコミックオリジナルの作品 230 件
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ビッグオリジナル ギャンブル増刊
ビッグコミックオリジナル編集部
●伝説の雀士・竜カムバック!完全新作描き下ろし![哭きの竜Genesis]能條純一 ●[マナーウォーズ]片山まさゆき ●[馬と私]秀良子 ●[モンキーターン]河合克敏 ●[勝負街道まっしぐら!!]小田扉 ●[ばくちイヌ]吉田戦車 ●[夏でポン!]松本大洋 ●[さすらいのギャンブラー 響あたる]原克玄 ●[フキゲンなアサヒ]さそうあきら ●[じみへん]中崎タツヤ ●[NUTS―最強の手札―]押川雲太朗 ●[石松っちゃん]太田基之 ●[メタル・マーチング]萩原はっさく ●[三畳手本引きのブルース]東陽片岡 ●[サルでも描けるまんが教室〈ウケる麻雀漫画の描き方〉]相原コージ+竹熊健太郎 ●[怪奇版画男VIII 版画の雀士]唐沢なをき
●永久保存版ピンナップ![詩]寺山修司×[写真]荒木経惟&ギャンブル漫画“超名台詞”コラージュ ●スペシャルインタビュー![博奕という生き方]福本伸行 亀谷敬正 帚木蓬生 POKKA吉田 津田岳宏 ●特別コラム[熱烈!ギャンブルマンガ伝]南信長
※『ビッグコミックオリジナル ギャンブル増刊号』デジタル版には、紙版の付録、特典等は含まれません。 -
ビッグオリジナル すし増刊
ビッグコミックオリジナル編集部
●巻頭両面ピンナップ!すきやばし次郎すし名鑑&「次郎」の職人哲学
●レジェンド・オブすし職人![JIRO〜すきやばし次郎物語〜掌の調べ]杉田明 ●[深夜食堂 〈特別出店〉かんぴょう巻き]安倍夜郎 ●[美味しんぼ 切れあじこそ“味”]作・雁屋哲 画・花咲アキラ ●[ネタもご縁も一期一会 〈『将太の寿司』の製作裏話〉]寺沢大介 ●[寿司とポップコーン]村上たかし ●[熟鮓譚(なれすしたん)]さそうあきら ●[I ?サンちゃん 〈寿司屋編〉]かざま鋭二 ●[玄人のひとりごと 〈玄人のリズム〉<回転寿司、皆伝>〈玄人雀士の返し技〉]中島徹 ●[寿司ロボットで金髪美女の心を?め!]見ル野栄司 ●[曇り、ときどきおすし。]望月ミネタロウ ●[忘却のサチコ〈特別編〉 闘魂注入! 夏の陣中おすし]阿部潤 ●[お寿司はかく語りき。]秀良子 ●[すし少年]原克玄 ●[パープル・レイン]太田基之 ●[本格派 おすしやさん]小田扉 ●[漫画家超寿司物語]唐沢なをき ●[へいらっしゃい!]ウラモトユウコ ●[やけ寿司 〜抱擁と別れ〜]くれよんカンパニー ●[すし連続殺人事件]中川いさみ ●[おつかれごはん <特別編>北千住の昭和な寿司屋]ロドリゲス井之介 ●[ペンと箸 ―漫画家の好物―]田中圭一
●コラム[寿司とマンガのおいしい関係]南 信長 [回転寿司はマンガになるのか?]米川伸生
※『ビッグコミックオリジナル すし増刊号』デジタル版には、紙版の付録、特典等は含まれません。 -
刑事ゆがみ
井浦秀夫
マンションから転落死を遂げた一人の男ーー
彼は、かつて弓神(ゆがみ)が逮捕した事のある元泥棒だった。
刑事課では、再び泥棒に戻った彼が、足を踏み外した転落死、
との見立てをするが……!?
現代社会の闇を知り、人の心の奥底を見透かす刑事・弓神!!
第1集は、「働く悪人」全9話を完全収録!! -
たーたん
西炯子
15年前、全く冴えない28歳の童貞男だった上田敦は、
友人から赤ん坊を預かる。その友人は殺人を犯し刑務所に入ったのだ。
赤ん坊の名は鈴。敦は鈴を娘として懸命に育てた。
鈴は父を「たーたん」と呼ぶ。
父は出生について娘に何も話していない。鈴は何も知らない。
ワケあり父娘の心ヒリヒリコメディ!
西炯子初の青年漫画誌連載作にして意欲作、待望の単行本第1巻。
ビッグコミックオリジナルにてシリーズ連載中。 -
アキオ…
村上たかし
分不相応な美しい妻子を持つ冴えない中年アキオは幸せだった。妻の元カレが現れるまでは。離婚を迫られたアキオは決断する!間男・元カレの義父になることを!中年男・アキオの奮闘!美しくないのに、胸に迫ります。
TVドラマ「重版出来!」で大好評だった漫画作品『タンポポ鉄道』は、
この村上たかし氏のフェイクだった!
そのご縁で上記作品を大幅描き下ろしで収録!
漫画「重版出来!」ファンも、ドラマファンも必見です! -
ぜつぼうごはん
くじらいいく子
世界の人口は73億人を突破。
世界中で一年間に1億3千万人が生まれ、6千万人が亡くなる。
世界のどこで生きていようとも人間は必ず飯を食い、
誰にでもいつかきっと人生最期の飯がある。
死ぬ直前に食う飯を選べるとしたら、
人はいったい何を選ぶのか。 -
フルーツ宅配便〜私がデリヘル嬢である理由〜
鈴木良雄
現代社会で行き場のない貧困女子が流れ着く場所、
デリバリー・ヘルス――
もし、離婚して養育費を受け取れなかったら…
もし、親の介護で、今の仕事を辞めたら……
誰もが陥るかもしれない人生の困難、
誰の手も届かない絶望と孤独が、ここにある。 -
江戸のたまもの
昌原光一
いつの時代もどこの世界も、
人の心は優しく、そしてどこまでも温かい。
江戸の市井の人々が引き起こす悲喜こもごも。
そしてそれを取りなす温かい人情。
ついついほっこりとなる珠玉の短編集! -
特別のEGOIST
楠みちはる
フリーライター・神木トオルは22歳の誕生日に
偶然出会った占い師の婆さんから
“名刺を100枚作り、1枚を手もとに残し99枚を配れ”と告げられる。
時が過ぎ――――――
神木が45歳の誕生日を迎えた日に
あの占い師が再び目の前に現れ、
「お前は欲望の取次人なんだ!!」と言い残してまた消えた………
「誰、あのお婆さん?」目撃していた元カノ・レイコと十数年ぶりの再会。
レイコの手には、あの名刺…………
神木が配った99枚の名刺のうち、一枚が握られていた。 -
太田基之 傑作短編集
太田基之
ネットで石を買った女と出品者の男の奇妙な出会いを描く『石を買いに来た女』。
熟女キラーの中年男が民生委員となって近所の謎を解く『民生委員 馬場笛郎』。
『高梨さん』の太田基之が描く、ミステリアスでユーモラスな現代奇譚短編集。 -
かきのたね
太田基之
実子ちゃんが拾ってきた一匹の犬。
タネと名付けられた、その犬は、なんと…
地球にホームステイにやってきた
宇宙人だったのです!!
NHKでドラマ化された『高梨さん』シリーズの作者、
太田基之が描く、ご近所SFコメディ。
第1話から長寿アニメのような面白さ!! -
まどいのよそじー惑いの四十路ー
小坂俊史
四十にして惑わずとと言いますが、実際に40歳で迷わず生きてる人なんています?そんな作者の思いが詰まったオムニバスショート。様々な40歳が抱える悩み、夢、現実をコミカルにいきいきと描きます。
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ナツカツ 職業・高校野球監督
市田実 テリー山本
汗と涙と感動と……!!
高校野球のイメージといえば、やっぱコレ!!
でも、それってあくまで高校野球の主役である球児達のお話。
監督ともなると、地縁や血縁、OB会に父母会と、
とかく”しがらみ”がついて回る。
そんな、”高校野球の監督”を職業に選んだ男の、
熱く、切なく、そしてとってもサラリーマンな、
まったく新しい高校野球漫画が今、始まる!! -
ビッグコミックオリジナル増刊
ビッグコミックオリジナル編集部
最高に笑える、泣ける、癒やされる! 感動のコミック誌
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大地の子みやり
坂田信弘 かざま鋭二
坂田ジュニアゴルフジュク始まって以来、
一番の落ちこぼれ塾生・鈴木みやり。
身体能力がずば抜けているわけでもない。
ゴルフセンスがあるわけでもない。
みやりは、ただ球を打ち続けるしかなかった。
風の日も。雨の日も。雪の日も。
高熱があっても骨折をしても練習場に通い続けた。
しかし、どれだけ努力をしても
努力と結果の繋がらない子だった。
それでも、みやりは目を輝かせ、笑顔を絶やさずに
「ゴルフは私の宝です!!目標はプロゴルファーになることです!!」
と大きな声で答えるのだ。
一途さだけでは生きていけないゴルフの途に
少女みやりは人生の総てを捧げる。 -
高橋留美子劇場
高橋留美子
▼第1話/Pの悲劇▼第2話/浪漫の商人▼第3話/ポイの家▼第4話/鉢の中▼第5話/百年の恋▼第6話/Lサイズの幸福●あらすじ/ペットの飼育を禁止する運動が活発化し、そのために引っ越す家庭も後を絶たない平成団地。そこに住む羽賀家は、ペットを飼っていないためその運動については全くの他人事であった。ところが一週間だけという約束で、ペンギンを預かることになってしまい…!?(第1話)●本巻の特徴/『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』等で知られる著者が、「ビッグコミックオリジナル」に年1回のペースで描いている大人向け短編連作。2003年7月からのTVアニメ化を記念して、お求めやすい新装版で再登場!
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ビッグコミックオリジナル
ビッグコミックオリジナル編集部
最高に笑える、泣ける、癒やされる! 感動のコミック誌
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生まれたときから下手くそ
安倍夜郎
生まれたときから不器用で、下手くそな生き方しか出来なかったマコト。その生き方は、マコトの父と同じだった。高知県四万十で育った『深夜食堂』の作者・安倍夜郎氏の自伝的、心温まるなんちゃあない(たわいもない)話
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書かずの753
相場英雄 中山昌亮
東京の大手全国紙・大和新聞。
その大和新聞に籍を置く戸塚文子は、
新聞協会賞も受賞し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの
若手敏腕記者である。
そんな彼女に人事異動の発令が!!
自他共に認める若手のホープとしてワシントン総局への
異動か?と胸を躍らせていた文子だったが、
蓋を開けてみると辞令は、
小さな地方新聞社・日刊北海道への出向だった……
納得いかぬまま北海道の地に降り立った文子が
その地方新聞社で目にし、感じたものとは!? -
七帝柔道記
増田俊也 一丸
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で世間の注目を集めた「このミステリーがすごい!」大賞出身の小説家・増田俊也氏の自伝的小説「七帝柔道記」(KADOKAWA刊)をコミック化。
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戦後70周年増刊号
ビッグコミックオリジナル編集部
松本零士による「ザ・コクピット」シリーズの第一弾「晴天365日」など、多数の作家による戦争をテーマにした作品を収録。花輪和一、さそうあきら、三島衛里子らによる描き下ろしマンガも多数。そのほか無着成恭、横尾忠則、片岡義男、モーリー・ロバートソン、いとうせいこうがそれぞれ戦争を語った「わたしの戦後70年談話」も掲載。
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ケントの方舟
毛利甚八 魚戸おさむ
▼第0話/ルーシーの食卓▼第1話/個体識別▼第2話/種子散布▼第3話/ひとりゴリラ▼第4話/人づけ▼第5話/Creation▼第6話/求愛▼第7話/父性 ●登場人物/森野賢人(フィールドワークを得意とするサル学者。現在は新米の区議会議員) ●あらすじ/森野賢人はアフリカの森をフィールドに、ゴリラの研究をしているサル学者である。ある時、森の中でシルバーバック(ゴリラのボス)の“オセロウ”と間近に対峙し、その偉大さにただ茫然と立ち尽くしてしまった。その経験を綴った賢人の著書を読み感動した大空美晴は、アフリカへの思いを募らせ、賢人の家を訪ねる。だが、彼は無所属候補として白山区の区議会議員選挙に立候補していた(第0話)。▼得票率第2位で区議に当選してしまった賢人。彼が選挙ポスターに擦り込んだスローガンは「東京に、ゴリラの森を作ります」である。だがこれは決して単なるイメージコピーではなく、白山区に残された森を本当にゴリラのための森にしようとしていた。実はアフリカで孤児となったゴリラの子供を見つけ、輸出証明書を偽造して日本に連れ帰っていたのだ。これはワシントン条約違反で発覚すれば逮捕されても仕方がない行為。呆れる美晴を尻目に、「さあフィールドワークに出かけよう」と、当選区議の集会へと向かう賢人だが…(第2話)。
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遊び人奉行 後始末記
一丸
時代劇で有名な北町奉行「遠山の金さん」は、仕事そっちのけな本当の遊び人だった? そんな遠山を陰で支え続けた、内与力・吉村佐之助の尻拭い始末記。――今日も「遊び人の金さん」の格好をして江戸市中に繰り出した北町奉行・遠山。もちろん内与力の吉村も(嫌々ながら)同行。ひょんなことから、殺人事件の容疑者のアリバイを破る証言を得た吉村。だが、肝心の遠山はまったく気付いていないようで…!? 一丸が描く、痛快大江戸コミック!!
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風童−かぜわらし−
花輪和一
山があり、川があり、里がある。それこそが日本であり、そこには日本ならではの美しい四季が存在する。そんな日本の原風景を鬼才・花輪和一が独自の視点で切り取る!
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写真屋カフカ
山川直人
写真屋奇譚、全十四編収録!!
公衆電話。紙芝居。銭湯……………
時代にためされ、時代に負けたもの達。
黒いハットに黒いマント。
古いカメラをかまえては、
時代の波にまにまに消えゆくものを
フィルムに収める写真屋カフカ。
その写真にはときどき、不思議なものが写る――― -
百年川柳
業田良家
▼第1章/置くだけで自転車カゴはゴミ集め▼第2章/牛乳は人のスキ見てふきこぼれ▼第3章/防犯のカメラの前でいい子ぶり▼第4章/いつの間に受話器コードは身をよじる▼第5章/証拠なし娘の頃はもてたのよ▼第6章/遊園地長蛇の列は折りたたみ▼第7章/形状を記憶喪失した女房▼第8章/賞味期限切れても食べるいい加減▼第9章/金がないモデルハウスで思い出し▼第10章/自殺者で株を上げるは景勝地▼特別番外編/赤瀬川タミ子の章 [ゴーダ式百年川柳実戦講座]▼その1/川柳作家はガリレオだ▼その2/発見と拡大鏡▼その3/百年川柳、最低のルール ●登場人物/ゴーダさん(作者の分身)、赤瀬川タミ子(主婦。いつも後ろ姿しか見せない天才的川柳家)、品川勇一郎(ひねった川柳で両親の離婚を止めた驚くべき4歳児)、みち子(いつもダイエットに挫折する女性)、木島均(同級生との恋の悩みを川柳に託して語る男子学生) 他 ●本巻の特徴/たとえば、現在の日本ではなかなか感じることができない「かいがいしさ」について……。ある日、ガソリンスタンド(G・S)で働く若い女性に接した男(おそらく平均的なサラリーマン)は、今や日本では“絶滅”したと思われた「かいがいしさ」を体験する。そこで、一句。『G・Sで「かいがいしさ」を思い出し』。そして、男は帰宅してから自分の妻にボソっとつぶやく。「おまえ ガソリンスタンドで働いてみる気 ないかい」………倦怠期にある夫婦の寂しくも哀しい生活を川柳で切り取ってみせたこの作品以外にも、“人生の悲哀と喜び(?)”を「川柳+コミック」で表現した作品を満載!! ●その他のデータ/赤瀬川タミ子独占インタビュー、川柳索引
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魔法使いの弟子
井浦秀夫
▼第1話/開化▼第2話/召魔(めすま)▼第3話/交霊▼第4話/罪▼第5話/霊視▼第6話/攘夷▼第7話/出生▼第8話/魂の声▼第9話/魔法使いの弟子<sub> </sub>
●登場人物/鬼窪巖(明治新政府参議。国のことを真剣に思い多忙)、妙(参議・鬼窪の愛妾。心の病を患っている?)、召魔(巷間“妖術使い”と噂される異人。「動物磁気」など怪し気なもので病気を治す?)<sub> </sub>
●あらすじ/1868年、明治政府樹立。しかし、新しい世になっても、血の匂いは消えなかった。新政府に反発する反乱や一揆の首謀者たちはもちろん、時には無実であっても新政府にとって都合が悪ければ斬首、切腹……冷徹な強権をふるっていた――参議・鬼窪は、その新政府の中心人物として多忙を極める日々。世の中も、政府・文化・思想・化学……全てが新しいものへ移行しようと目まぐるしく動いていた時代、外国人居留地はずれの洋館に妖術使いが住んでいるという噂がたった。夜な夜な冥府から亡霊を呼びだしているというのだ。そんな折、久々に鬼窪と一夜をともにした愛妾・妙が生首の亡霊を見る!!(第1話)▼妙がフラフラしながら入っていったという例の洋館を訪れた鬼窪。玄関の扉を開けるなり、目に飛びこんできたのは、かつて見たこともない奇妙な光景だった。ひとりの異人と操り人形のようにフラフラ踊る女たち、そしてグッタリと椅子にうなだれている妙の姿……。鬼窪の呼びかけで気を取り戻した妙。連れて帰ろうとしたところ、異人は「帰スワケニハイキマセン」と鬼窪をさえぎる。鬼窪のせいで病気が悪くなるというのだ。(第2話) -
無力の王
能條純一
▼第1話/降臨▼第2話/米国防総省ペンタゴンから来た女▼第3話/銀行強盗▼第4話/自殺ゲーム▼第5話/開かずの踏切▼第6話/父親の値段▼第7話/娘の値段▼第8話/刺客 ●登場人物/加納(暁学園美術教師・教師は世を忍ぶ仮の姿。「無力の王」を名乗り、コンピューターのシステムに侵入することで、大企業や政治家の悪行をただす)、由紀(暁学園生徒・加納を慕う。彼が「無力の王」であることは知らない)。 ●あらすじ/某重工業会社のコンピューター画面に、「無力の王 来たり 次期支援戦闘機FS−XXに欠陥あり 即刻開発を中止せよ」とのメッセージが映し出される。そのメッセージは、暁学園の美術教師・加納によるもの。彼は教え子の由紀の父が作ったゲームソフトに残された遺言を読み、謎のハッカー「無力の王」を受け継いでいたのだ。某重工業会社の会長はかつての「無力の王」の恐ろしさを知っており、メッセージに従うよう指示するが、社長は「無力の王」に対しNOの返事をせよと部下に言い残して、会長との直談判に赴く。その途中のエレベーターに社長が乗っている最中、部下が「無力の王」との交信にNOの返事をすると、社長の眼前に戦闘機が迫る。「無力の王」が管制システムを支配し、指示を出していたのだ(第1話)。▼東京都知事選挙にあたり、民自党幹事長・尾花武郎は、東京を我がものとするため、強引に国際ジャーナリストの増田を擁立する。しかし、現職の前に増田は不利な選挙戦を強いられており、この状況を打開するため、尾花は米国防総省から戦略コンピューター室の女性チーフを呼び寄せる。増田を当選させるための彼女の計画は、なんと航空管制のコンピューターに侵入し、増田を乗せた旅客機に事故を起こさせて、増田の美談を作り上げることだった。計画は実行に移され、シナリオどおりに赤ん坊を抱いて脱出してきた増田の姿は全国にテレビ中継され、その支持率は圧倒的なものとなる。(第2話)。
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東京チェックイン
石塚真一
▼そんでよし!▼東京チェックイン第1話/旅▼東京チェックイン第2話/宿▼東京チェックイン第3話/食▼東京チェックイン第4話/会社▼東京チェックイン第5話/職人▼東京チェックイン第6話/母▼東京チェックイン第7話/祈り▼This First Step▼おまけマンガ●あらすじ/世界中を旅してまわる、いわゆるバックパッカーの青年・渡。いろいろな人と出会い、さまざまな文化に触れ、未知の土地を体験していくことに魅了され、当初1年間の予定だった旅は4年目を迎えていた。そんな渡が旅に出た理由は、東京の雑踏のなか、ガイドブック片手にひとり佇む外国人旅行者の淋しそうな姿を見ても、何もできなかった自分を変えるためだった…(東京チェックイン第1話)。●本巻の特徴/第54回小学館漫画賞一般向け部門受賞作『岳 みんなの山』の作者による初の傑作短編集。2005年にビッグオリジナル本誌で短期連載されていた「東京チェックイン」の他、新人コミック大賞入選作「This First Step」、増刊号掲載作「そんでよし!」を収録。
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竜宮家族
石坂啓
家族は揺れる、家族は割れる、家族は流される。
売れない芸人の父。離婚を決意した母。
愛想を尽かした娘。いじめられっ子の息子。
バラバラになりかけた家庭を乗せて、その家は海へと漂流していく。
石坂啓が現代の家族へ問う、No direction home―――心の旅路。